タテマチ屋上映画祭2023
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PROGRAMプログラム

期待新人監督
UP AND COMING NEW FILM DIRECTORS

まだ発見されていない期待の新人監督を発掘する当映画祭の恒例企画。
今年は応募作品153本の中から10作品が選ばれ上映され、上映後には監督による舞台挨拶もある。
さらにこの中からグランプリである「期待の新人監督賞」
(副賞として竪町商店街振興組合から次回作支援金200万円も贈られる)と、
「観客賞」「期待の新人俳優賞」が選ばれる。

通夜のまえに

2023年|28分| 監督:木村緩菜 脚本:木村緩菜、西山雅之
撮影:春木 康輔 録音:宋 晋瑞 音楽:原夕輝
出演:早狩 駿、深谷 五朗、生野 和人、赤染 萌、古本 美優、保科 楓、吉田 光

映像業界で働いている男が仕事で忙殺されている中、親友の自殺を知る。上司の反対を押し切って田舎に帰り通夜に参加しようとするが、親戚や同級生たちの様子がおかしくて……

9/10(日) 11:50

木村緩菜

木村緩菜1992年10月19日生まれ。千葉県出身。日本映画大学卒業。 脚本・監督を務めた卒業制作『さよならあたしの夜』を16mmフイルムで制作。以後、映画、ドラマ、CM、MVなど様々な監督のもとで助監督を務める。 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」にて、短編『醒めてまぼろし』を脚本・監督。

弥生町、102号室

2022年|13分| 監督・脚本:内田宗一郎
出演:真生、林原翔

大学生の詩織は彼氏の大輔の家にやってくる。しかし大輔は自主映画の編集に追われており、詩織に構う余裕もなかった。締切間近でイラついている大輔を慰めようと詩織は声をかけ続けるが、とある一言が、大輔の逆鱗に触れてしまう。

9/10(日) 11:50

MELIA

内田宗一郎1999年生まれ。
大学在学中から映画製作を始め、2021年に映画美学校初等科に入り、現在は映画美学校高等科を受講中。

ジェラス・ガイ

2022年|24分| 監督・脚本:内田宗一郎
出演:内藤ゆき、林原翔、真生

昨日の飲み過ぎで激しい二日酔いの香澄。自宅のベッドで潰れていると、インターホンの呼び出し音がけたたましい音を立てて鳴る。彼氏の健太が、連絡もなしに突然やってきたのだ。そして健太は、つい最近あったある出来事について、香澄に語り始めるのだが…。

9/10(日) 11:50

MELIA

内田宗一郎1999年生まれ。
大学在学中から映画製作を始め、2021年に映画美学校初等科に入り、現在は映画美学校高等科を受講中。

アクリルの鳥籠


2022年|47分| 監督・脚本:蒲生映与 録音:栗林賢司
出演:愛田天麻、柴哲平、中山祐太、青木友成、やまぎしゆうや

風俗嬢として働いている女。ある日、彼女の元に父親が現れる。父は娘を家に連れ帰り、風俗を辞めさせるために部屋に閉じ込めてしまう。程なく娘は部屋から出られるが、事件は思わぬ方向へと転がり始める。

9/10(日) 16:00

蒲生映与1966年生まれ。東京都出身。 立教大学文学部ドイツ文学科卒業。獨協大学法科大学院卒業。法務博士。
10代で哲学者を志すが、大学時代に学問の世界に失望。大学卒業後、映画の自主制作を始める。

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私の愛を疑うな

2023年|28分| 監督・脚本:浅田若奈
撮影:大原正義、矢沢百花 音楽:大原正義 照明:渋谷俊輔 制作:岡田奈津美 プロデューサー:椙田悠
出演:高橋ユキノ、藤本かえで、有川拓也、中村樹里

二人暮らしをしている彼女たちは家族でも恋人でもなく友達である。好きな本やインテリアに囲まれて楽しく暮らしているが、周囲からは「付き合っているんでしょ?」と恋人に見なされたり、「遊んでられるのも今のうち」と期間限定の関係だと決めつけられたりする。二人の関係が疑われ、軽んじられることに対抗すべく、自分たちの存在を証明するための物語。

9/10(日) 16:00

浅田若奈1998年大阪生まれ。学生時代映画部に所属し映画作りの楽しさに目覚める。上京後、会社員をしながらニューシネマワークショップにて映画作りを学ぶ。今作は実習作品として制作した。好きなものは女と女の物語。

予告編はこちら

闇の経絡

2023年|28分| 監督・脚本:及川玲音 撮影・照明:Sebastian 録音:三村一馬 音楽:有田尚史
出演:佐藤睦、宮本和武、小澤雄志、小田篤

東日本大震災から数年後の被災地。
行方不明になった息子を探す母はある日、謎の暴走車に襲われ事故に遭い、一緒にいた夫をも亡くしてしまう。
家族二人を失い絶望しきった彼女の前に、ある日、男が現れ、一枚の写真を差し出される。 その写真にはあの暴走車が写っていた。だが、その車は津波で流され行方不明になった父の車だと男は言う。

9/9(土)11:50

及川玲音 1998年宮城県生まれ。
映画美学校フィクションコース22期修了生。

それでもお前らは平和だった。ボケ

2023年|157分| 監督・脚本:神山大世 
撮影:小畑智寛 照明:山崎允 録音:中島遙香 音楽:榎俊也
出演:小松遼太、三鈴晃幹、ビクター、merry

九条ヒロトは高校時代、彼の所属していたボクシング部の生徒を殺した。同じ日に釈放された大麻を売買している関口と、ラッパーの在日中国人の呉林に出会い、仲良くなっていく三人だが、関口は半グレに追われていて、呉は偉大なラッパーになるために殺人を犯すと言い始める。
一方九条は、高校時好きだった小都子と二人永遠といることだけが自分の幸せだと願い、彼女に会うために仲間を裏切るかの選択をする。

9/9(土)15:15

神山大世 1997年生まれ。埼玉県出身。現在東京在住。東京工芸大学卒業。高校1年から映画を撮り始める。
前作長編『東京の古着屋』は期待の新人監督2020で上映された。

USE BY YOUTH

2023年|51分| 監督:高木万瑠 脚本:秋葉原タイチ 
撮影:宮川玄 撮影助手:堀清蘭 録音:芹沢日向 助監督:石川ななみ 音楽:toulavi
出演:二宮啓輔、桝屋大河、白田那千、瀬戸璃子、小野寺夏音、加藤月乃

ジャンケンと拳が全てを決める町。転校生の真田はペットの蚊を潰してしまったトラウマから拳を開くことができない。町のトップになり上がるための兵器として友人の富未に利用される日々。ある日真田は富未の連れてきた女の一人、江美利に目の前で蚊を潰され衝動的に殴ってしまう。拳を封印し、謝罪に通う真田。その頃町では、残虐な暴力マシーンの転校生、岡本が猛威を振るう。江美利を守るため、真田は再び拳を使うしかない…。

9/9(土)11:50

高木万瑠 2003年、東京出身。武蔵野美術大学映像学科在学中。
「マルルーン」名義でも活動中。普段は主にミュージックビデオを作っている。本作が映画初監督作品。

平坦な戦場で

2023年|78分| 監督・脚本:遠上恵未 撮影:井坂雄哉 録音:若杉佳彦
照明:奥田夏輝 美術:鶴優希
出演:櫻井成美、野村陽介、玉りんど、佐倉萌、竹下かおり

高校2年、冬。のぶえと村木は仲睦まじく過ごしていた。ある夜、村木は路上で泣いていた女性を家まで送り届けるも、突然女性から「抱いてほしい」と頼まれてしまう。その頃には、場の空気が断れなくなっており、村木は女性を抱くことに。
しかし、この経験がトラウマになった村木は学校を休むようになる。のぶえは村木のいない日常に孤独を募らせていく。

9/10(日)13:15

遠上恵未 1993年、東京都生まれ。20歳の頃にたまたま観た『鬼龍院花子の生涯』の衝撃が忘れられず、映画制作を始める。 ENBUゼミナール在学中に監督した『遠上恵未(24)』がPFFアワード2020に入選。本作が初長編作品。

完璧な若い女性

2023年|65分| 監督・脚本:渡邉龍平
撮影:鈴木陽太郎、サマサ・シシースター 照明:八森香央海
挿入歌:perfect young lady 挿入曲:Ryu Muraki Three、海老原颯
出演:perfect young lady、大友晶太郎、竹内春、新井吉亮、川島遥希、わたしのような天気

黒部と江莉夏は静岡へ帰省した。
道中、江莉夏は二人の幼馴染である汐音から届いた、あるカセットテープを再生する。
黒部は『perfect young lady』というそのテープの歌い手と初恋相手の汐音を密かに重ね、ふと思い出してしまった。
そんな中、江莉夏は黒部に淡い想いをよせるが・・・。
PYLの歌唱シーン満載!出会いと再会の中で『完璧な若い女性』を探す青春歌謡映画!!

9/10(日)14:50

渡邉龍平 2000年9月2日、東京都中央区築地に生をうける。 2019年、武蔵野美術大学映像学科入学。その後、自主映画祭などの企画、映画制作などを行う。今作が初の長編監督作品。小学校時代からの沢田研二ファンである。

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