PROGRAMプログラム

1 2 3 4

ドブ川番外地

2016年/82分 監督・脚本・編集:渡邉安悟 脚本:宮崎純平 撮影:中條航
音楽:前田佳祐 出演:北垣優和、藤田尚弘

友の死を機に引き篭もりになった青年・増村辰巳は、両親の自分の事で諍う声に辟易して家を飛び出す。あちこち街を彷徨い、行き着いた先で浮浪者親父・土川士郎と出会い、生活を共にすることに。自由奔放で何事にも捉われない性格の土川に惹かれ、辰巳は次第に笑顔を取り戻してゆく。が……。

7/15(日)13:15

渡邉安悟1994年、大阪生まれ。大阪芸術大学映像学科に入学し、大森一樹氏に師事する。
現在、東京藝術大学映像研究科映画専攻監督領域一年生。

14.6mm

2018年/44分 監督・脚本:山田岬 撮影:八木健太 録音:渡邉玲
出演:小粥由貴、市川ひかる、五木田大介、高橋かれん、長谷部香苗 他

人工妊娠中絶を余儀なくされた高校生の沙耶は、子供の父親である交際中の同級生・明義から突然別れを告げられる。
我が子の死を悲しむ人の不在。その事実に気づいた沙耶は、彼女を支え続けた親友・華穂に恐ろしい考えを打ち明ける……
全長14.6㎜。光を見ることなく消えていった、愛しい我が子へ。私のことを、許したりなんかしないで下さい。

7/16(月・祝)11:25

山田岬1994年、神奈川県生まれ。日本映画大学理論コースを今年3月に卒業。
在学中、自身の経験をもとに処女作『14.6㎜』を監督。映画の現場を言い訳に妊娠中の私から逃げ回った元彼、今頃何してますかね。

The Color From Beyond -
彼方からの色彩 -

2017年/7分 監督:津田翔志朗 撮影:大宮実、オオギシトモヒロ
録音・整音:趙拿榮 演出:谷本佳菜子 出演:三村晃庸、津田翔志朗

私は確かに閉じ込めたのだ、あの奇妙な光条の一端を。おおよそこの地球(ほし)のどの生物もあてはまらない色彩、身震いするほどの禍々しさは美しいと表すに相応しい。どこか遠く、異った彼方の地からやって来たものと観ている者に創造させるに容易い光景を!!
と言う訳で、私が愛でる心象のお裾分けです。是非ともご覧下さいませ!

7/16(月・祝)15:15

津田翔志朗1991年、京都府生まれ。神戸芸術工科大学卒業。自身が幼少のころに観たのか、観てないのか、まったくもって定かでは無い風景を追い求めて地元を拠点に映画製作をしている。

阿吽

2018年/74分 監督:楫野裕 制作:第七詩社 俗音:近藤崇生 特殊メイク:土肥良成
出演:渡邊邦彦、堀井綾香、佐伯美波、宮内杏子

資本主義の腐敗が露呈し社会不安が広がる日本。都内大手電力会社に勤める男はある晩会社にかかってきた電話をとる。電話口からは「ひとごろし」と声がする。神経衰弱に陥る男の現実が徐々に揺らぎ始める。
光を求めて彷徨い、世界の溝に落ちた男は、得体の知れない巨大な影を見る。
現代の不安が生んだ"化物"が都市を襲う、全編8mmモノクロフィルムで撮影された狂気の黙示録。

7/14(土)10:30

楫野裕1978年、神奈川県生まれ。監督作「胸騒ぎを鎮めろ」が2006年PFF入選。
以後いくつかの短編・中編を監督、独自の映画スタイルを追求する。今作「阿吽」が初長編。

東京の夜

2018年/63分 脚本・監督:萩尾悠 撮影:西佐織
出演:中村有、亀田梨紗、佐藤大顕、フランキー岡村、神崎みどり、野中雄志、細井学

零細出版社で総合誌を作る佐藤。他の社員はやる気もなく、社長はスポンサーに従うばかり。抵抗に疲れた佐藤をさらに悩ますのは、夜毎自分の部屋で起こる怪現象。ある日会社にやってきた経営コンサルタントの宇佐美は総合誌をゴシップ誌に変え、怪しい宗教団体をスポンサーに連れてくる。佐藤の部屋には宇佐美お抱えのデリヘル嬢が転がり混み、怪現象は勢いを増していく―。社会における個人の抑圧を、戯画的に描いた心理ホラー。

7/16(月・祝)15:15

萩尾悠1984年、長崎県生まれ。日本映画学校卒業。
第19回新人シナリオコンクールにて『不能の人』で佳作受賞。その後DVD・Vシネマ数本を執筆。現在、脚本執筆とともに自主映画製作に取り組む。

あいつは、いつも寝てる。

2017年/27分 監督・脚本・編集:樽井隆広
出演:岡田菜見、魚住昇矢、小縄優羅、水俣俊博、田中和弘

人間は便利になるとアホになる…。技術の進歩により、便利さや、新たな可能性が生み出され続けている現代。しかし、便利さ故にあらゆるリスクも伴う。今を生きる人々は、人間の本質というものを忘れてしまっている。この物語は一人の女の子と、いつも寝ている男の子のちょっとした心の触れ合いを描いています。この作品は完成していますが、彼はまだ寝ています。皆様が起こしてあげてください。

7/15(日)14:55

樽井隆広1992年、兵庫県生まれ。大学卒業後、ビジュアルアーツ専門学校 大阪に入学し。
2017年に本作の「あいつは、いつも寝てる。」を制作。卒業制作では他監督作品に撮影部として携わる。

22歳の叫び

2017年/31分 監督・撮影・編集・造型:瓜生遼太郎
出演:瓜生遼太郎、江種祐司、藤川初則、ガタロ

22歳。青春真っ盛りの大学生活。
臆病すぎて愛を伝えられず、孤独に苦しんでいた僕は映画で想いを叫ぼうと思った。カメラを持った僕は、生まれ育ったヒロシマの原爆、そして目の前に現れた戦争の気配と向き合い始める。
いま生きている世界の現実を見つめ、平和を願う表現者として愛を伝える決意をした時、僕の中の「珍獣」が覚醒する。これは青二才の映画作家による非戦・私小説映画であり、珍獣プロパガンダ映画である。

7/16(月・祝)15:15

瓜生遼太郎1994年、広島県生まれ。幼少期より特撮作品に親しみ、中学から自主映画制作を開始。
大学の卒業制作で映画「22歳の叫び」を撮り、現在は東京で特殊造形の修行中。

1 2 3 4